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インスタDMを使いこなそう!送り方や便利機能、注意点をわかりやすく紹介
2025/11/17
Instagram(インスタグラム)には、フォロー相手やお店、企業などと直接コミュニケーションがとれる「ダイレクトメッセージ(DM)」があります。写真や動画の送り合いだけでなく、ビデオ通話や一斉送信などもできる、実はかなり多機能なツールです。
このコラムでは、DMの基本から便利機能、安全に使うための注意点まで、わかりやすくまとめてご紹介します。
目次
1インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)とは?
・DMの基本的な特徴
・DMとコメントの違い
2インスタDMを送る相手とその方法
・DMを送れる相手の条件
・DMを送る方法(フィード、プロフィール、ストーリーズ、PC)
3インスタDMの閲覧と削除方法
・DMを見る方法
・DMを削除する方法
4インスタDMの便利機能とその活用アイディア
・DMで使える主な機能一覧
・便利機能の詳細と活用シーン
5インスタDMのプライバシー設定と通知管理
・DMの通知設定を見直す
・特定の人からのDMだけ受け取りなくないとき
・グループチャットへの追加をコントロールする
6インスタDMを安全に使うためのポイント
・怪しいメッセージが届いたらどうする?
・プライバシー設定を定期的にチェックする
7インスタDMが送れない原因と対処法
・DMが送れない主な原因を整理しよう
・メッセージの送信取り消し・編集のコツ
8インスタDMに関するよくある質問(FAQ)
・送信方法・通知まわりのよくある質問
・受信拒否・スクショ・安全性に関するFAQ
1|インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)とは?
まず押さえておきたいのが、「DMってそもそも何?」という基本の部分です。
インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)は、タイムラインに流れる投稿とは別に、特定のユーザーとだけやり取りができる プライベートなメッセージ機能 です。
●DMの基本的な特徴
スマホのinstagramアプリを開くと、ホーム画面の右上にアイコンが並んでいます。そのうちの一つがDM画面への入り口です。そこをタップすると、自分と相手との会話がスレッドとして一覧になっており、ここでテキストを入力したり、画像や動画などさまざまな種類のデータを送ることができます。
DMの大きな特徴は、以下のような点にあります。
・1対1だけでなく複数人でも会話できること
友人同士、仕事仲間同士など、人数に応じて柔軟にグループを組めます。同じ話題を共有したいメンバーだけを対象にできるので、やり取りの整理もしやすくなります。
・メッセージの形が豊富なこと
通常の文字メッセージに加えて、写真・動画・ボイスメッセージ・リール・投稿リンクなど、送信できる種類が多いのもDMならではの特徴です。簡単に言うと、チャットアプリとSNSの良いところを組み合わせたようなイメージです。
・画面上は自動で会話が整理されること
ひとりひとりの相手ごとにスレッドが分かれているので、過去のやり取りをさかのぼるのも簡単です。自分で特別な設定をしなくても、自動的に会話履歴がまとまる設計になっています。
また、DMには「履歴として残るメッセージ」と「一度見たら消えるメッセージ」という2つのモードがあり、見せ方や残し方に応じて使い分けができます。たとえば、打ち合わせ内容を共有するときは通常のテキストモード、ちょっとした一言や一時的な共有であれば、一度きり再生のモードを選ぶ、というような使い分けが可能です。
このように、DM自体はとてもシンプルに見えますが、実際にはさまざまな可能性を持ったコミュニケーションツールだといえます。
●DMとコメントの違い
次に、よく混同されがちな「コメント」との違いも整理しておきましょう。同じインスタ上の文字コミュニケーションではありますが、役割やメリットは大きく異なります。
コメントの役割
・投稿の下部に表示される
・フォロワーを含む多くの人の目に触れる
・内容は「リアクション」や感想が中心
DMの役割
・DM画面の中だけで表示される
・送った自分と受け取った相手にしか見えない
・個別の相談や、詳細情報のやり取りに向いている
このように、コメントはオープンなコミュニケーション、DMはクローズドなコミュニケーションという位置づけです。同じ投稿について話す場合であっても、「みんなにも読んでほしい内容か」「相手だけに伝えたい内容か」によって使い分けるとよいでしょう。
たとえば、
・「この写真かわいいですね!」といったライトなリアクションはコメント
・「料金の詳細が知りたいです」「納期はいつ頃になりますか?」という、具体的な内容はDM
と分けておくと、見る側・送る側の双方にとって分かりやすく、トラブルも起きにくくなります。
さらに、DMはコメントと違い、既読状態が分かったり、スタンプやリアクションなどの細かい表現も行いやすいのが特徴です。その分、「誤解を生まない内容かどうか」「送るタイミングが失礼でないか」といった注意も必要になります。
2|インスタDMを送る相手とその方法
「誰にでもDMを送っていいの?」「どこからメッセージ画面に行けばいいの?」という疑問も多いポイントです。このセクションでは、送信できる相手の条件 と 実際の送信手順 を整理していきます。
●DMを送れる相手の条件
基本的には、instagramのアカウントを持っているユーザー同士であれば、フォロー関係がなくてもDMの送信自体は可能です。ただし、実際にメッセージが届くかどうか、通知されるかどうかは、相手側の設定や状態によって変わります。
代表的なポイントは次のとおりです。
・相手の受信設定
相手が「メッセージリクエストを受け付けない」設定にしている場合、DMを送っても相手の受信箱には入りません。特に会社や店舗のアカウントでは、受信範囲を絞っているケースがあります。
・ブロック・制限されている場合
自分のアカウントがブロックされていると、その相手にはDMを送ることができません。これは、他のSNSでも共通している仕様です。
・年齢に関する保護機能
18歳未満のユーザーに対しては、安全のため、知らない大人からの連絡が届きにくくなる仕組みが導入されています。2025年時点でも、このような未成年向けの保護機能は随時強化されています。
・相手のオンライン状態は関係ない
相手がオンラインかオフラインかに関わらず、DMの送信自体は問題なく行えます。受信側がアプリを開いたタイミングでまとめて表示されるイメージです。
このように、「送信ボタンを押せるかどうか」だけでなく、「相手の設定やアカウントの状況によって受信のされ方が変わる」ということを知っておくと、少し安心して使えるようになります。気軽に送れる機能である一方で、相手への配慮も忘れずに使うことが大切です。
●DMを送る方法(フィード、プロフィール、ストーリーズ、PC)
インスタでDMを送る入り口は一つではありません。普段見ている画面から、状況に応じてさまざまなルートでメッセージを送ることができます。
ここでは代表的な4パターンを、スマホアプリを使うことを前提に整理します。
1)ホーム画面からメッセージ一覧を開いて送る
もっともオーソドックスな方法です。
アプリを起動してホーム画面を開いたら、右上のDMアイコンをタップします。そこに表示されているスレッド一覧から相手を選ぶか、「新規メッセージ」から送信相手を検索して指定すれば、テキストや画像を送る準備が整います。
2)プロフィール画面から直接送る
相手のプロフィールページを開くと、「メッセージ」というボタンがあります。これを押すだけで、その人とのDM画面が立ち上がります。
・気になったクリエイター
・相談したいお店や会社
など、プロフィールを見ながらそのまま連絡したいときに便利な方法です。
3)フィードやストーリーズから共有する形で送る
タイムライン上のフィード投稿には、いいねボタンやコメントボタンの横に「紙飛行機のマーク」があります。これをタップすると、その投稿を誰かにDMで送りつつ、自分の一言メッセージも添えられます。
また、ストーリー(ストーリーズ)を見ているとき、画面下部にはメッセージ入力欄やリアクションボタンが表示されます。ここからメッセージを送ると、そのストーリーに対する感想がDMとして相手に届く仕組みです。
twitterやtiktokにも似た機能がありますが、インスタでは特に「ストーリーをきっかけにDMで会話が始まる」ケースが多いのが特徴です。
4)PC版からキーボードでゆっくり入力する
スマホアプリ以外に、PCブラウザからinstagramにログインしてDMを使うことも可能です。画面上部のアイコンからDMページへ移動し、スマホと同じようにメッセージを送れます。
・長文の相談を送りたい
・仕事用のアカウントで、複数の相手と同時に連絡したい
・文章をenglishでしっかり書きたい
というときには、PCキーボードから入力した方が効率的です。facebookを仕事の連絡に使う感覚に近く、「SNSだけれど半分はビジネスツール」という位置づけで活用している人も増えています。
このように、DMは「どこから送るか」「誰に送るか」によって使い勝手が大きく変わります。自分のスタイルに合った入り口を知っておくと、インスタでのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。
3|インスタDMを確認・削除する基本操作
DMは気軽に送りやすい反面、「どこから確認するの?」「いらないメッセージはどう整理すればいい?」と迷いやすい部分でもあります。ここでは、DMの閲覧方法 と 削除のしかた を、スマホアプリを前提に整理しておきましょう。
●DMを見る方法(閲覧の基本)
まずは、受け取ったDMをきちんと閲覧できるようにしておくことが大切です。
1.DM一覧画面を開く
Instagramアプリを起動し、ホーム画面右上にあるアイコン(紙飛行機やチャットマーク)をタップします。
ここがダイレクトメッセージ専用の画面で、これまでのやり取りがスレッド形式で一覧表示されます。テキストだけでなく、画像・動画などのデータも一目で確認できるようになっています。
2.未読メッセージを見つける
未読のスレッドにはバッジが付いていたり太字で表示されたりするので、まずはそこをタップして開きます。
もし「メッセージリクエスト」というタブが出ている場合は、そこにも新しいDMが届いている可能性があります。フォローしていない相手からの連絡は、ここに振り分けられることが多いので、時間のあるときに一度ご覧になっておくと安心です。
3.画像・動画の閲覧方法
スレッド内に貼られた画像サムネイルや動画のプレビューをタップすると、フル画面で閲覧できます。
何度でも見返せる通常の画像・動画と、「一度だけ再生できるタイプ」など、一部のコンテンツはモードが異なる場合があります。再生前に表示される説明も参考にしながら、必要に応じて保存やスクショを行うようにしましょう。
4.PCからDMを確認する場合
パソコンでinstagramにログインすると、画面上部にDMのアイコンが表示されます。ここを開くことで、スマホと同じ内容を大きな画面で閲覧できます。
仕事用の資料を参考にしながらDMを確認したいときや、長文のメッセージを読み込むときにはPC閲覧が便利です。
このように、DMの閲覧自体はシンプルな操作で行えますが、「リクエスト」「通常の受信箱」など複数の入口があるため、見落としを防ぐためにも一度全体を開いて確認しておくと安心です。
●DMを削除する方法(整理・送信取り消し)
次に、「いらなくなったメッセージをどう消すか」という整理の方法を確認しておきましょう。
削除には大きく分けて 自分側だけを消す場合 と 相手側からも見えなくする場合 の2パターンがあります。
1.自分の画面からスレッドごと消したいとき
DM一覧で消したい会話を長押し、もしくはスワイプすると、メニューが表示されます。
その中から「削除」を選ぶと、そのスレッドは自分のDM画面から完全に消えます。
ただし、これはあくまで「自分の画面上の整理」であり、相手の画面から会話が消えるわけではない点に注意しましょう。
2.個別のメッセージを取り消したいとき
誤って別の人に送りつけてしまった場合などは、削除ではなく「送信の取り消し」を使います。
スレッドを開き、取り消したい吹き出しを長押しすると、メニューの中に「送信を取り消す」といった項目が表示されます。これを選択すると、そのメッセージは自分と相手の両方の画面から消えます。
過去のDMでも実行できますが、相手がすでに読んでいる可能性はあるため、「読まれていない前提」で過信しすぎないことも大切です。
3.一部のコンテンツが自動で消えるケース
消えるタイプの写真・動画を送った場合は、閲覧後に自動で表示されなくなるモードが使われることがあります。これらは追加で削除操作をしなくても、一定の条件で消えるよう設計されているため、通常のメッセージとは扱いが異なります。
4.整理のポイント
DMが増えすぎると、大事なやり取りが埋もれやすくなります。
不要なスレッドは定期的に削除し、必要な会話だけを残すことで、後からでも目的のメッセージを探しやすくなります。ツール感覚で「DM整理の日」をつくっておくのもよい方法です。
4|インスタDMの便利機能とその活用アイデア
DMは「文字を送るだけの場所」と思われがちですが、実はかなり多機能です。lineのような使い方に加えて、インスタならではの表現やコミュニケーションができる機能がそろっています。ここでは、代表的な便利機能と、その使い方のイメージを整理してみましょう。
●DMで使える主な機能の一覧
インスタDMには、次のような機能があります。
・メッセージへの「いいね」(ダブルタップリアクション)
・メッセージに対する「返信」(引用して返せる)
・スタンプやGIFアニメーションの送信
・画像・動画・リール・投稿の共有
・ボイスメッセージの録音・送信
・音声通話・ビデオチャット
・ビジネスアカウント向けの定型文(クイック返信)機能 など
これらは、DM画面の入力欄付近や左下・右下に並ぶアイコン、またはメッセージを長押ししたときに表示されるメニューから利用できます。
このコラム全体の「目次」と同じように、最初に機能を一覧で把握しておくと、「こんな使い方もあったのか」とアイデアが広がりやすくなります。
●便利機能の詳細と活用シーン
ここからは、よく使われる機能をいくつかピックアップして具体的に見ていきます。
・「いいね」やリアクションで軽く返事をしたいとき
メッセージをダブルタップすると、小さなハートマークが付きます。
「読んだよ」「ありがとう」といった軽い返事で済ませたいときに便利で、毎回テキストを入力しなくても気持ちを伝えられます。
絵文字リアクションが選べる場合もあり、会話が柔らかくなります。
・GIFスタンプやスタンプで感情を表現したいとき
入力欄の近くにある顔のアイコンやスタンプのボタンをタップすると、GIFやスタンプの一覧が開きます。
文字だけでは伝えにくいニュアンスも、スタンプを使えば一気に雰囲気が伝わるので、友達同士の会話はもちろん、ブランドの世界観を崩さない軽いリアクションとしても活用できます。
・投稿やリールをそのまま共有したいとき
気になった投稿やリールを紹介したいときは、「紙飛行機アイコン」からDM宛てに共有が可能です。
ただリンクを送るのではなく、DM内にプレビュー付きで表示されるため、「この服どう思う?」「このサービス、参考になりそう」といった会話が自然につながります。
・ボイスメッセージや通話を使って、文字より深いコミュニケーションを
マイクアイコンを押している間だけ音声が録音され、そのままメッセージとして送信できます。
文字入力が面倒なときや、トーンまで伝えたいときにはボイスが便利です。さらに、電話アイコン・カメラアイコンからは音声通話・ビデオチャットも利用できます。
「ちょっと話したいことがある」ときに、他のサービスに移動しなくてもインスタ内で完結できるのは大きなメリットです。
・ビジネス向けの定型文機能(クイック返信)
よくある質問への回答や、案内のメッセージを毎回ゼロから入力すると負担が大きくなります。
ビジネスアカウントでは、よく使う文面を定型文として登録しておき、ショートコードで呼び出すことができます。これにより返信のスピードが上がり、運用の効率化にもつながります。
このように、インスタDMはただのメッセージ機能にとどまらず、「リアクション」「共有」「通話」といった複数の手段を組み合わせて、相手との距離を縮めることができる場所になっています。
自分がよく使う機能から少しずつ試していくことで、「文字だけではないコミュニケーション」の幅を広げていけるはずです。
5|インスタDMのプライバシー設定と通知管理
DMは便利な反面、「通知が鳴りすぎて落ち着かない」「知らない人からいきなりdmが届いて怖い」と感じる方も多いはずです。ここでは、インスタグラムの 通知設定 と プライバシー(受信範囲)の調整 について、流れがイメージしやすいように整理しておきます。
●DMの通知設定を見直す
まずは、日々のストレスを減らすために、DMの通知まわりを自分仕様に整えておきましょう。
1.通知設定画面への入り方
アプリ右下のプロフィールアイコンをタップし、右上の三本線メニューから「設定とプライバシー」を開きます。
さらに「お知らせ」→「メッセージと通話」と進むと、dmに関する通知を細かくオン・オフできます
2.どこまで通知するかを選ぶ
・すべてのメッセージのプッシュ通知を受け取る
・フォローしている人からのDMだけ通知する
・通知を完全にオフにして、アプリを開いたときだけ確認する
など、自分の生活リズムに合わせた管理が可能です。仕事中や就寝時間など、「この時間帯はスマホを静かにしておきたい」という場合は、必要に応じて一時的に通知を切るのも一つの方法です。
3.情報が変わったときは設定もアップデートを
インスタはアップデートのたびに項目名やメニューの位置が少し変わることがあります。
アカウントの使い方や活動時間が変わったタイミングで、資料を見直すような感覚で通知設定も見直しておくと、「いつのまにかプッシュ通知が増えていた…」といった状態を避けやすくなります。
●特定の人からのDMだけ受け取りたくないとき
「アカウント自体をブロックするほどではないけれど、DMだけはもう届いてほしくない」という状況もありますよね。
そんなときは、相手のプロフィールページから対応ができます。
・プロフィール右上のメニュー(三点マークなど)をタップ
・「制限」または「ブロック」を選択
制限 を使うと、そのユーザーからのメッセージは「メッセージリクエスト」に振り分けられ、こちらが開かない限り既読も付かず、相手にも届いたことが分かりにくい仕組みです。
はっきりと関係を切る必要はないけれど、直接DMが届い てくるのは避けたい…というときに使いやすい機能です。
一方で、明らかに迷惑な勧誘や、興味のない連絡が繰り返し届く場合は、ブロック を選んでしまって問題ありません。
運営側も安全な利用を重視しており、私たちユーザーが自分の情報と時間を守るために制限をかけることは、ごく自然な自己防衛と言えます。
●グループチャットへの追加をコントロールする
インスタDMには、複数人で同時に会話できる「グループチャット」機能があります。友達同士の雑談や、プロジェクトの連絡など、多くの人にとって便利な機能ですが、「知らないグループに勝手に追加されるのはちょっと…」という声も少なくありません。
こうしたトラブルを避けるには、あらかじめ 誰からグループに招待できるか を決めておくのがおすすめです。
1.「設定とプライバシー」→「メッセージ」へ進む
2.「グループへの追加」やそれに近い項目を開く
3.以下のような範囲を選択
・すべての人
・フォローしている人のみ
・誰からも追加させない(リクエストのみ許可)
こうしておくことで、意味の分からないグループチャットにいきなり参加させられたり、「通話しよう」「ビデオチャットしよう」と頻繁に通知が来たりする状況を減らせます。
もちろん、仲の良い友人グループや、仕事仲間との複数人チャットを活発に使いたい場合は制限を弱めにしておいても大丈夫です。
大切なのは、「個別のDMはOKだけど、見知らぬ複数人チャットは遠慮したい」など、自分にとって心地よい距離感を設定で整えること です。
6|インスタDMを安全に使うためのポイント
DMは、使いこなせばとても便利なコミュニケーション手段ですが、インターネット上のサービスである限り、トラブルや悪意あるメッセージと出会う可能性はゼロではありません。
ここでは、怪しいメッセージへの向き合い方 と プライバシー設定の見直し方 を改めて整理しておきます。
●怪しいメッセージが届いたらどうする?
突然届くDMのなかには、次のようなものも混ざっています。
・「簡単に稼げます」「投資しませんか?」といった勧誘
・プレゼント当選やキャンペーンを装った外部サイトへの誘導
・アカウント情報やパスワードの入力を促すテキストメッセージ
こうした内容は、アカウント乗っ取りや詐欺につながるリスクが高く、「少しでも違和感を覚えたら、一切返信しない」が基本です。
具体的な対応としては:
・メッセージ内のリンクは絶対に開かない
・スクショだけとって、すぐ削除するのもあり
・不安なときは、一人で判断せずに家族や友人に相談する
・明らかにおかしいと感じたアカウントは、通報やブロックを行う
DMは本来、安心してやり取りするための場所です。
「知らない相手から届いた怪しいシェアやメッセージには近づかない」というルールを自分の中で決めておくと、コントロールしやすくなります。
●プライバシー設定を定期的にチェックする
安全に使うためのもう一つのポイントは、「自分のアカウントが、誰にどこまで見られ、連絡を許可しているのか」を定期的に確認することです。
1.プロフィールから設定画面へ
ホーム画面右下のプロフィールアイコン → 右上メニュー →「設定とプライバシー」を開きます。
2.プライバシー関連の項目を見直す
・アカウントを非公開にするか公開のままにするか
・誰からDMリクエストを受け取るか
・特定のユーザーをミュート・制限しておくか
など、自分の使い方に合ったバランスを選びましょう。
「知らない人からアクセスされる環境が不安」と感じるなら、非公開アカウント+フォロー承認制にするのも一つの方法です。
3.広告・外部連携もあわせて確認
「広告」や「アプリ・サイトとの連携」に関する項目も、一度はチェックしておくと安心です。不要な連携や、よくわからないアプリへのアクセス許可が残っていないかを確認し、心当たりのないものは解除しておきましょう。
設定画面は、最初に一度選択して終わりではなく、アカウントの用途や自分の生活環境が変わるたびに見直していくものです。
プロフィールやホーム画面をプレビューするような感覚で、「この設定のままで今も安全に使えているかな?」とときどき振り返ることで、DMをより安心して使い続けることができます。
7|インスタDMが送れないときの原因と対処法
「さっきまで普通に送れていたのに、急にダイレクトメッセージが送れなくなった…」
インスタグラムでは、こうしたトラブルが意外とよく起こります。ここでは、DMが送れないときに考えられる主な原因と、実際に取れる対処法を整理しておきます。
●DMが送れない主な原因を整理しよう
まずは「なぜ送れないのか?」という原因を冷静に切り分けることが大切です。
代表的なのは、次のようなパターンです。
1)アカウント側に一時的な制限がかかっている
短時間に同じ内容を複数の相手へ送り続けたり、フォロー・いいね・DMを一気に増やすと、スパム行為と判断されて一時的な制限が発生することがあります。
この場合、ダイレクトメッセージ以外の操作も制限されることがあり、「今はアクションを控えてください」といった警告が表示されることもあります。制限がかかったときは、しばらく時間を置いてから再度試すのが基本です。
2)相手の設定や状態によってブロックされている
こちらのアカウントがブロックされている、あるいは相手が「メッセージを受け取らない」設定にしているケースもあります。この場合、送信自体は押せたように見えても相手には届きません。
企業アカウントや人気インフルエンサーのように、DMの受信範囲を狭めているアカウントでは特に起こりやすい問題です。
3)未成年ユーザー向けの保護機能
18歳未満のユーザーの安全を守るため、見知らぬ大人からのDMを制限する仕組みが導入されています。2024年以降、この安全対策はより高い優先度で強化されており、そうした保護の一環として、特定の組み合わせではそもそもDMが送れないこともあります。
4)ネットワーク・アプリ・端末側の不具合
電波が不安定だったり、Wi-Fiが切れていたり、アプリのバージョンが古い場合も「送信できない」問題が発生しやすくなります。
他のSNSアプリやブラウザでは通信できているか、Instagramアプリを再起動したら直るかどうかも、切り分けのヒントになります。
●メッセージの送信取り消し・編集のコツ
「送れない」問題とは別に、「送った後で内容を直したい」「違う相手に送ってしまった」というケースもありますよね。そんなときに便利なのが、送信取り消しや編集の機能です。
1)送ったメッセージを取り消す方法
誤送信したメッセージの吹き出しを長押しすると、メニューが表示されます。ここで「送信を取り消す」「取り消す」などの項目を選ぶと、そのメッセージは自分と相手の画面から消えます。
テキストだけでなく、リールや写真を誤って送りつけてしまった場合にも同じ操作で対応できます。ただし、相手がすでに開いていたかどうかは分からないため、「1回取り消しを押せば何もなかったことになる」と過信しないようにしましょう。
2)編集できるメッセージとできないメッセージ
最近は、一部のメッセージを後から編集できるようにもなっています。誤字の修正など、軽い調整であれば、吹き出しを長押し→「編集」からやり直すことが可能です。
ただし、過去のすべてのやり取りが編集できるわけではなく、送信から一定時間内など、条件が付いている点は覚えておきましょう。
3)削除・取り消し・編集をどう使い分けるか
・相手にも残っていてほしくない内容 → 「送信を取り消す」
・自分の画面だけ整理したい → スレッドの削除
・文面の一部だけ直したい → 編集機能
このように目的ごとに使い分けておくと、いざというとき落ち着いて対応できます。DMは便利なぶん、やり取りの履歴もたくさん残りがちなので、必要に応じて定期的にまとめて整理する意識も持っておくと良いでしょう。
8|インスタDMに関するよくある質問(FAQ)
最後に、DMについてユーザーからよく寄せられる疑問を、Q&A形式でまとめておきます。細かな仕様をあらかじめ把握しておくと、「これで合っているのかな?」と不安になったときの助けになります。
●送信方法・通知まわりのよくある疑問
Q. DMはどうやって送信するのが正しいですか?
A. 相手のプロフィール画面にある「メッセージ」ボタンから送る方法、投稿の紙飛行機アイコンから共有する方法、ホーム右上のDMアイコンから新規メッセージを作成する方法など、複数のルートがあります。検索画面で相手を探してから送ることもできますので、自分が一番使いやすいルートをひとつ覚えておくと便利です。
Q. 送ったDMは必ず相手に届くのでしょうか?
A. 通信状態や相手の設定次第では、送っ たメッセージがすぐには届かない、あるいは「リクエスト」に入って気づかれにくいこともあります。相手側で通知をオフにしている場合もありますので、「既読が付かない=無視された」と決めつける必要はありません。
Q. DMの通知は無料のままで使える?
A. はい、DMの送受信や通知自体は無料で利用できます。音声通話やビデオ通話も追加料金はかかりません(もちろん、通信量はかかるのでWi-Fi環境が望ましいです)。ニュース的に話題になる有料サブスクとは別で、DMは通常機能の一部として提供されています。
Q. DMから音声通話やビデオ通話をしても大丈夫?
A. 問題ありません。DM画面の上部にある電話アイコンやカメラアイコンから音声通話・ビデオ通話を開始できます。ただし、初対面の相手にいきなり発信すると驚かれることもあるので、あらかじめテキストで一言連絡しておくのがマナーとしては安心です。
●受信拒否・スクショ・安全性に関するFAQ
Q. 特定の人からのDMだけ受信を拒否したいのですが?
A. 相手のプロフィール画面から「制限」または「ブロック」を設定することで、そのユーザーからの受信をコントロールできます。投稿自体は見せてもDMだけ拒否したい、という場合は「制限」を選ぶと、メッセージがリクエスト扱いになり、こちらが開くまで相手には分かりません。
Q. DMの画面をスクショしたら、相手に通知されますか?
A. 通常のテキストメッセージや写真、投稿の共有については、スクリーンショットを撮っても通知されません。ただし、「一度だけ再生できる写真・動画」など、リプレイ性のあるコンテンツについては、撮影すると通知が行くタイプもあります。最新の仕様はその都度変わることがあるため、重要なやり取りをスクショする際は、その点も把握したうえで行いましょう。
Q. GIFや画像がうまく送受信できません。原因は?
A. ネットワークが不安定だったり、アプリが最新バージョンではないと、GIFや写真が正しく表示されないことがあります。まずはアプリのアップデート、次に端末の再起動を試し、それでもうまくいかない場合は時間を置いてから再度送信してみてください。外部サービス(youtubeリンクなど)を貼り付ける場合も、一時的な不具合でプレビューが出ないことがあります。
Q. DMのやり取りはどこまで残りますか?
A. 自分または相手が削除操作をしない限り、基本的には会話履歴は残り続けます。大事な情報を受け取りたいときは、DMだけに頼らず、必要に応じてメモに写す・スクショを保存しておくなど、別の形でも控えておくと安心です。
このように、DMまわりの疑問は「送信方法」「通知」「受信拒否」「スクショ」の4つに大きく分けて整理できます。不安なポイントを一つずつクリアにしていくことで、インスタのDMを、より安心して使えるようになっていきます。